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開業医 クリニック開業コンサルタント 整形外科失敗

開業コンサルタントで失敗してしまった整形外科医の事例を紹介します。

I医師は大病院の整形外科医として働いていました。

医大が同じだった整形外科医の医師仲間が美容整形クリニックを開業して年収5000万円を超えているという話を聞き、初めて「開業」に興味を持ちました。

I医師も交通事故などの患者さんの整形術は行ったことがありましたし、「美容整形のクリニックを開業してみたい」という気持ちが強くなってきました。

インターネットで色々な美容整形クリニックのホームページを見ていると、とある開業医コンサル会社のページを見つけました。

過去の実績がかなりある感じのコンサル会社で、美容整形の実績もかなりあるようでした。

「まずは無料相談から」とホームページに書いてあったためメールをしてみました。

そして後日、コンサル会社の担当者と面談。

美容整形クリニックの開業を考えている」と伝えると、「美容整形クリニックはいいですよ。うちでコンサルさせていただいた先生の多くが成功されています」と言われました。

何度か担当者と面談をしていくうちにイメージが固まってきたI医師は開業を決意。

そのコンサル会社に依頼し、準備が始まりました。

そのコンサル会社は都度I医師の意向を確認してくれて、I医師はコンサル会社丸投げではなく、一緒に開業に向けて準備に取り組みました。

2年の歳月をかけて準備が整い、無事に開業に至りました。

いざ開業すると、最初集患にかなり苦戦しました。

美容整形は「口コミ」がほぼ起こらないので、インターネットを中心に広告をどんどん出していかなければなりませんでした。

ところが、美容整形の広告は大手美容整形グループが席巻しており、新参者のI医師が効果的なアピールをする場がなかなかありませんでした。

しかし、ローンの返済、スタッフの給料を払わなければならず、資金繰りを圧迫。

広告費もかさんでいき、I医師のクリニックの経営状態はかなり厳しいものになってしまいました。

I医師は現在、昼間は自分の美容整形クリニックに出て、土日と夜は病院のアルバイトに行って

何とかクリニックを経営していますが、いつ資金が回らなくなるか、また、休みなしで朝から晩まで働きづめで、いつか自分が倒れてしまって全てが終わってしまうのではないかという恐怖と闘っています。
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失敗理由
美容整形クリニックは開業件数も多いですが、廃業件数もかなり多いです。

大した整形外科の経験もない医師が美容整形を開業してしまうような時代ですから、件数が増え競争率を高めています。

また、大手の美容整形グループはかなり資金力があり、あらゆる広告を取ってしまっています。

「美容整形口コミサイト」などもありますが、あれは大手美容整形クリニックがアフィリエイトリンクを発行し、アフィリエイターに宣伝してもらっているので、本当に意味での口コミサイトではありません。

今から大手の美容整形クリニックグループに立ち向かうとなると何億もの広告費が必要になるため、まともに戦ったら勝ち目はありません。

大手クリニックグループがやらない戦略を実行するのが良いでしょう。

それに応えられるコンサル会社でないと意味がありませんし、このコンサル会社はそれを知らなかったのでしょうか?

開業させることが目的」「医師はどうせ何もわからないだろう」「医師はお金があるから取れるだけ取ってやろう」と思っている詐欺コンサル会社がたくさんあります。

絶対に騙されてはいけません。

コンサル会社と同等、それ以上の知識を持っていないとコンサル会社にやられてしまいます。

そもそも、そんな知識があったらコンサル会社は必要ありません。

開業はとてもリスクが高いです。

安易な開業、コンセプトやビジネスモデルがはっきりしない開業は絶対にしないでください。

開業に関する相談は薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社ではなく、中立公平な第三者機関への相談が安心です。

数はごくわずかですが、医師開業のための第三者機関は存在します。

医師開業のための第三者機関」として、『全国職業相談センター』をご紹介します。

全国職業相談センターは、職業全般の相談を受けている相談窓口で、公平中立な第三者の立場で医師の独立開業の相談にものっています。

また、相談内容によって各種専門家や専門機関の紹介も行っているようです。

薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社とは違って「開業させること」が目的ではないため、時には「開業しない方がいいですよ」という第三者的な意見もくれます。

また、「すでに開業しているが、経営がうまくいっていない」「このままいくと廃業してしまう」「資金繰りが厳しい」という、開業医の相談も受けてくれます。

経営を今より改善したい開業医の先生は、医院の経営が手遅れになる前に気軽に相談してみると良いでしょう。

全国職業相談センターの相談は無料です。

開業を考えている」という方は、薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社の牽制役としても、全国職業相談センターに相談してみると良いでしょう。

開業には大きなリスクがあります。

薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社が開業させようとしてきても、慎重に検討しましょう。

全国職業相談センターへのお問い合わせはこちら
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