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開業医 医院開業コンサルタント 小児科失敗

医療コンサルタントに任せてしまった小児科医の事例を紹介します。

大病院で小児科医として勤務してきたJ医師は開業を考えていました。

このまま病院にいても未来はないし、小児科医は忙しすぎて自分がなくなってしまいそうで、「開業して自分のペースで仕事をしたい」と思っていました。

医者仲間ですでに開業した医師が「コンサル会社に頼んで開業した」というのを聞き、J医師もそのコンサル会社を紹介してもらい話を聞くことにしました。

小児科を開業する場合、子供が喜ぶ場所にすること、ママが喜ぶ場所にするのが大切です」と言われました。

色々話を聞いていくうちに「開業の支援はこの会社にお願いしよう」と思い、コンサル契約を結びました。

J医師は病院勤務が忙しいため、なかなか開業の準備に手が回らないので、コンサル会社にかなりのウェイトを任せていました。

コンサル会社に「クリニック内で子供が遊べるプレイルームを作ったらどうか」と提案を受けました。

「確かに子供が待ち時間に遊べるといいし、親もその方が喜ぶかな」とJ医師も思い、プレイルームを設けることにしました。

準備が整い、マンション群が近くにある良い立地で、J医師は念願の開業を迎えました。

幸いなことに開院当初はたくさんの患者さんが来てくれました。

ところが、プレイルームを設けたことが仇になってしまいました。

クリニック内がうるさくて仕方ないのです。

1日中子供たちの叫び声が響き渡っており、J医師も看護師もスタッフもかなりのストレスになりました。

スタッフが患者さんを呼ぶ声が聞こえないこともありました。

また、「うるさい」とママたちからもクレームが何度もあり、次第に患者さんの数が減っていってしまったのです。

また、子供が他の子供にケガをさせてしまうトラブルも発生して、親同士のトラブルや、その都度あやまりに行ったりと、とても厄介なことになってしまいました。

J医師はプレイルームをなくしました。

幸い今は落ち着きを取り戻しましたが、コンサル会社の提案でとても面倒な思いをしました。
↓↓↓
失敗理由

小児科を開業するとき、昔はプレイルームを作るのが流行ったのですが、今は作らないクリニックの方が多いようです。

上記の通り、「うるさい」「トラブルの種になる」からです。

このコンサル会社はちょっと古い考えだったのかもしれません。

子供の叫び声が1日中響いているクリニックは誰もがあまり良い気持ちにはならないでしょう。

J医師の件はこれくらいで良かったですが、「医者は何も知らないだろう」「医者は金があるから取れるだけ取ってやろう」と、開業と聞くとコンサル会社や卸業者が寄ってきます。

「金儲けのチャンス」と思っている会社がほとんどですので、絶対に開業をコンサル会社などに丸投げしてはいけません。

そもそも、開業医は社長、経営者になるのと同じことです。

その経営者が自分の会社の経営方針やすべてを他人にやってもらうこと時点で経営者失格ですし、そのクリニックは決してうまくいきません。

すべて自分で決めてください、どんな細かいことでも。

なぜ開業でなければいけないのか」「自分にとっての成功とは何か、それに開業は必要か」「患者さんにとってなぜ自分のクリニックが必要なのか」「どうしてあなたのクリニックでなければならないのか」など、コンセプトや企業理念、自分の人生をきちんと考えたうえでやらないとつぶれます。

開業すれば患者がくる」という時代はとうの昔に終わっています。

経営者としてビジネスセンスも必要です。

いざというときの優れた経営判断も必要です。

相談する相手はいません、自分で責任を取らなければなりません。

もっとも、それができるならコンサル会社は必要ありません。

それくらい開業は厳しいものなのです。

開業はとてもリスクがあります。

それでも「絶対に開業する」「もし失敗しても悔いはない」「仕事が厳しくても家族には絶対にあたらない」・・・などという方で開業のためのアドバイスの欲しい方は下記のような方法を採った方が良いのではないかと考えています。

開業に関する相談は薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社ではなく、中立公平な第三者機関への相談が安心です。

数はごくわずかですが、医師開業のための第三者機関は存在します。

医師開業のための第三者機関」として、『全国職業相談センター』をご紹介します。

全国職業相談センターは、職業全般の相談を受けている相談窓口で、公平中立な第三者の立場で医師の独立開業の相談にものっています。

また、相談内容によって各種専門家や専門機関の紹介も行っているようです。

薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社とは違って「開業させること」が目的ではないため、時には「開業しない方がいいですよ」という第三者的な意見もくれます。

また、「すでに開業しているが、経営がうまくいっていない」「このままいくと廃業してしまう」「資金繰りが厳しい」という、開業医の相談も受けてくれます。

経営を今より改善したい開業医の先生は、医院の経営が手遅れになる前に気軽に相談してみると良いでしょう。

全国職業相談センターの相談は無料です。

開業を考えている」という方は、薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社の牽制役としても、全国職業相談センターに相談してみると良いでしょう。

開業には大きなリスクがあります。

薬品メーカー、医療機器メーカー、コンサル会社が開業させようとしてきても、慎重に検討しましょう。

全国職業相談センターへのお問い合わせはこちら
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